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刺し子ふきんが「縮む」「歪む」原因と対処法

刺し子ふきんの基本

「刺し子ふきんが縮むのはどうして?」

 

「刺し子ふきんが歪むのを防ぐ方法はないの?」

 

といった疑問にお答えします。

 


 

私は刺し子が大好きで、のんびり刺し子を楽しんでいます。

 

作ったものはインスタで公開しているので、良かったらご覧ください。

 

→ちるぼるのインスタ

 

今回は刺し子の縮みや歪み、糸こきなどについてブログでご紹介します。

 


 

刺し子ふきんが縮む原因はいくつかある

刺し子ふきんが縮む原因は、下記のような理由だと思っています。

 

・糸こき(糸しごき)が足りない

糸こきが足りないと、糸が布の中で縮んだままなので、もちろん布も縮みます。

 

・糸が太い

糸が太いと、その太さの分、布が波打つことになるので、布が縮んでふっくらとしたワッフルのようなふきんになります。

 

・布の性質

布の性質上、水を通すと布が縮みます。糸も種類によっては縮みます。

 

・布と糸がまだ馴染んでいない

刺したばかりの刺し子は、布と馴染んでいないため、縮んでいるように見えることがあります。

 

・気にしすぎ

完璧を目指す場合は、縮みはとても気になります。

 

 

どれもちょっとしたことですが、縮みの原因となっています。

 

「インスタや本で見たふきんはピシッとしていて、自分のものとは大違い」と思っている方、写真は修正ができますので、ピシッと見えることが多いですので、あまり気にしなくても、ある程度は縮みます。

 

しかしながら、熟練の手で作られたものは縮みがなかったり、縮んでいても趣があります。

 

もしも縮む原因に心当たりがある方で、縮みが気になっている方は、次の防ぐ方法を参考にしてみてください。

 

縮みを個性と捉え、その素朴な感じが好きな方は、ふんわりふきんを是非是非楽しんでください。

 

 

 

刺し子ふきんが歪むのを防ぐ方法

刺し子ふきんが縮んだり、歪んだりするのを防ぐ方法は、先ほど書いた原因を取り除けば良いのです!

 

歪みを防ぐ方法をいくつかご紹介するので、参考にしていただけたら嬉しいです。

 

 

①糸こき(糸しごき)をしっかりする

刺し子をした糸を布に馴染ませるように、伸ばしていく動作を糸こきと言います。糸こきを適切にやることで、歪みの少ない刺し子ふきんを作ることができます。

 

まず、刺し子をした場所をこのように左右の親指と人差し指を使って持ちます。

 

左手は布を押さえたまま動かさず、右手を使って布を右側に引っ張ります。このとき、刺した部分の縫い目をしっかりと伸ばすように指で押さえます。

 

これを刺し子をした部分全てに行います。私はこの動作を刺した部分に対して2回やります。

 

次に、先ほど糸こきをした部分をさらに別の方法で糸こきしていきます。左手は布を押さえたまま動かさず、右手で布を奥へ引っ張ります。このとき、しっかりと刺した部分を伸ばしていきます。

 

次に左手はそのままで、右手を手前に引っ張ります。

 

この動作を繰り返し行い、刺した部分を糸こきします。私はこの動作も2回繰り返して行なっています。

 

ちょっと説明では分かりにくいかと思うので、インスタに動画を載せました。よかったらご覧ください。

 

 

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糸や布の種類によっては、こんなに糸こきしなくても良い場合があるし、斜めの糸こきに関してはこんなにやってしまうと大変なことになります。斜めはなぞる程度の糸こきで十分。

 

あくまでも刺し子ふきんの縦や横、外枠を刺す場合とお考えください。

 

 

 

②糸の太さを変えてみる

刺し子ふきんは基本的に和晒で制作するものなので、それに合った糸で刺すことが歪みの解消につながります。

 

和晒の織糸は細いです。その細さと同じくらいか、少し太いくらいの糸を使うと、歪みにくいです。

 

太めの糸を使うとワッフルのようになって可愛いふきんになりますが、歪みが出やすいです。

 

太い糸を使ってなおかつ歪みを防ぎたい場合は、晒のような柔らかい布ではなく、丈夫な綿や麻の布を使うと、歪みにくいです。

 

刺し子ふきんを晒で制作する場合は、細い糸だと歪みにくいのでお試しください。

 

 

 

晒で刺し子ふきんを刺すなら、この辺りの細糸がおすすめです。

 

私も愛用中。

 

 

 

③布を水通ししてから使う・布を変えてみる

晒を仕立てる前に、水に数時間つけて半乾きにし、アイロンをかけてから使うと、出来上がって洗った後の歪みが出にくいです。

 

また、先ほども書いたように、使いたい糸に合わせて布を変えてみると、歪みが改善することがあります。

 

私は水通しはほとんどしていません。私の場合は、水通しして柔らかくなった晒よりも、水通し前の晒の方が刺しやすい、という理由からです。

 

でも、歪みが気になる場合は、とても有効な方法なので、おすすめです!

 

 

 

④布と糸が馴染むのを待つ

刺したばかりの刺し子ふきんは、ずっと握っていたり、伸ばされたりして少し変形しています。1日休ませてあげましょう。

 

休ませてあげることで、布と糸が馴染むので、自然と綺麗な状態に戻っていきます。

 

 

 

⑤ちょっとの歪みや縮みは気にしない

自分が満足するものが出来上がっているのであれば、ちょっとの歪みや縮みは気にしなくても大丈夫。

 

完璧を目指したいなら、とにかくじっくりと一つ一つの作業を丁寧に行なってみてください。

 

布選び、糸選び、水通し、糸こき、布を休ませる…

 

これらのことを時間をかけてゆっくり行えば、きっと歪みのない自分にとって完璧なふきんが出来上がると思います。

 

とはいえ、私は完璧なふきんなんて作れたこと、ないです…

 

でも大好きなお気に入りのふきんはたくさんあります!!!!

 

 

 

まとめ

今回は刺し子ふきんが「縮む」「歪む」原因と対処法についてご紹介しました。

 

刺し子ふきんはたくさん刺しているうちに、自分にとっての心地よいちょうど良い方法がわかってくるものなので、まずは楽しく刺してみてください。

 

で、ちょっと迷った時や悩んだ時に、参考にしていただけたら嬉しいなーと思って書いています。

 


 

インスタでは刺し子の作品のご紹介、youtubeでは初心者でもわかりやすいように刺し子ふきんの仕立てや、刺し始め刺し終わりの処理などの動画をまとめてあります。

 

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のんびり更新ですが、気長にご覧いただけると嬉しいです。

 

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