刺し子の糸の始末の仕方を8パターン紹介します!これで刺し始めも刺し終わりも悩むことなし!

刺し子ふきんを作るときに、よく悩むのが刺し始めと刺し終わりの糸の始末の仕方。今までもブログでコツを何度か説明してきましたが、今回は始末の仕方についてまとめてみました。

 

裏側をできるだけきれいに仕上げるために、玉留めしない方法にしたり、返し縫いをしたり…

 

そのときそのときで臨機応変に糸の始末をしたいものですよね。

 

そこで、今回は糸の始末の仕方を8パターンご紹介したいと思います。刺し始めや刺し終わりで悩んだときの参考にしていただけたら、嬉しいです。

 

スポンサーリンク

 

 

① 刺し子する布の裏側に玉留めする方法


玉留めの糸処理のメリット

普通の手縫いと同じように、玉留めをして刺し始めや刺し終わりの処理をする方法なので、初心者でも簡単にマスターすることができます。

 

表側には玉留めが出ませんので、裏側の仕上がりを気にしない場合や、後から裏地をつける場合にはこの処理方法が向いています。

 

玉留めをあえてデザインと捉えて、制作する場合にも向いています。

 

 

玉留めの糸処理のデメリット

刺し子ふきんをこの方法で仕上げた場合、裏側にたくさんの玉留めができますので、裏側をきれいに仕上げるのは難しいです。

また、キッチンでガシガシ使うふきんとして制作する場合、使っているうちに玉留めがほつれてしまうことがあります。

 

 

裏側に玉留めで刺し始めと刺し終わりの糸処理をする方法

このように糸端に玉結びを作ります。

 

裏側から刺し始めます。すると、このように裏側に玉留めが出ます。刺し終わりも同じように裏側に玉留めをして始末します。

 

今回はわかりやすいように太めの刺し子糸に2枚重ねして仕立てたふきんを使って説明しています。

 

細糸を使う場合は、こんなに玉留めが目立つことはありません。太糸で玉留めすると、刺繍のステッチっぽく見えて、これはこれで可愛いと感じています。

 

 

 

② 布の間に玉留めを隠す方法


玉留めを隠す方法のメリット

この方法だと、玉留めが表にも裏にも出ることがないので、仕上がりがきれいです。刺し子ふきんとしてガシガシ使っても、玉留めがほつれることもなく長持ちします。

 

また、くぐり刺しの刺し始めや刺し終わりの時、外枠を刺す時などの処理にぴったりです。

 

 

玉留めを隠す方法のデメリット

布の間に玉留めを入れることになりますので、1枚布での刺し子にはこの方法は使えません。

 

また、布の間がそもそもないようなふきんの仕立てをした場合にも使用できません。

 

 

刺し子ふきんの布の間に玉留めしていきましょう。

糸端に玉結びをし、布の間から針を通して刺していきます。

 

玉結びが布間に隠れますので、このまま刺し進めます。

 

裏側にも表側にも玉留めが出ることなく、きれいな刺し子ふきんができます。

 

刺し始めの処理だけでなく、同じように布間に玉留めをすれば、刺し終わりの処理にも応用できます。

 

この方法は二枚重ねの布への刺し子をするときには重宝します。

 

私はくぐり刺しの刺し始めや刺し終わりの時にもこの方法を使うことがあります。

 

ただ、布の間がない場合には使えませんので、別の方法で処理しましょう。

 

スポンサーリンク

 

 

③ 刺し終わりの糸と刺し始めの糸同士を固結びかはた結びする方法


糸同士を結ぶ方法のメリット

刺し終わりの糸と刺し始めの糸を結ぶので、処理をする場所を選びません。線の途中でも糸の始末ができます。そのため、糸をギリギリまで使うことができ、糸を無駄にすることがありません。

 

はた結びは少し技術が必要ですが、固結びでも処理できますので、初心者の方でも簡単です。

 

結び目は裏側に作れば、表はきれいに仕上がります。

 

また、1枚布の刺し子、裏地をつける予定の刺し子、2枚重ねの刺し子、どの始末にも向いています。

 

 

糸同士を結ぶ方法のデメリット

玉留めが裏側にたくさんできてしまいます。

 

また、刺し子ふきんとしてガシガシ使う場合、摩擦で玉留めがほどけてしまうことがあります。

 

 

刺し終わりの糸と刺し始めの糸を結んで、糸の始末をしましょう。

このように刺していた糸が短くなってきたら、刺し終わりたいところの裏側に糸を出します。

 

刺し終わりの糸と新しく刺し始めたい糸を裏側で根元で結びます。

 

糸のカットについてですが、できれば数センチ残してカットしておき、すべて刺し終わって水通ししてから、写真のように短くカットすることをおすすめします。水通しすることで、糸が締まりますので、その後にカットした方が間違い無いです。

 

 

④ 糸を布の間に通してから返し縫いして刺し始め、外枠の表布の針目に重ね縫いして刺し終わる方法


この方法のメリット

私は基本的にこの方法で刺し始めと刺し終わりの処理をしています。

 

裏も表もきれいに仕上がるで、ぜひ試してみてください。玉留めしない方法です。

 

この方法の刺し始めだと、表にも裏にも糸が2重になる部分が一切でないので、「重ね縫いしてるな」と目立つ部分がありません。一体どうやって刺し始めてるんだろう?と思うくらい、裏も表もきれいです。

 

この方法の刺し終わりは、外枠の表布の針目にのみ重ね縫いします。最後に外枠を飾ってしまえば、重ね縫いのところはあまり目立たなくなるのがメリットです。

 

2枚重ねのさらしで一目刺しの刺し子ふきんを制作するときには、とっても活躍する糸始末の方法です。

 

 

この方法のデメリット

この方法は刺し始めが直線である場合にしか使えないため、模様刺しには向きません。私は模様刺しの場合、外枠の表布の針目に重ね縫いして刺し始めの処理をしています。

 

また、外枠を刺さない場合にもこの方法は向いていません。外枠がない場合は、この後にご紹介する別の重ね縫いの方法が向いています。

 

図案によっては、外枠がなくてもこの方法が使えることがありますので、試してみてください。

 

裏表が一番きれいに仕上がるのは今の所この方法だと思っています。

 

 

玉留めしない、刺し始めの糸始末をします。

刺し始めたい場所から、数センチ先の表布から針を入れます。

 

このとき、裏布には針を通さず、布間に針を通します。裏側はこのようにまっさらな状態です。

 

糸が布間に通っている状態です。

 

布間を通っている糸に重ね縫い、返し縫いするように刺し子をしていきます。このとき、布間の糸がずれてしまって、重ね縫いがしっかりできていなくても大丈夫です。

 

私もよく重ね縫いがしっかりできない場合があります。細糸などでは特にそうです。

 

けれども、しっかり重ね縫いしないで完成したふきんをたくさん洗濯していますが、ほつれてくることはありません。他の方向を刺したりしているうちに、針目が布間の糸のストッパーになってくれるので、心配しなくても大丈夫。

 

これで、刺し始めの糸始末は終わったので、あとは刺し子をしていくだけです。

 

裏の縫い目はこのような感じです。布間に糸を通して処理をしているので、裏側も綺麗。

 

ちょろっと出ている刺し始めの糸端は、しばらく刺し進めていき、邪魔になったらカットしてしまっても大丈夫です。

 

できれば、すべて仕上がってから水通し後にカットした方が良いですが、私は刺し途中に邪魔なのが気になり途中でカットすることが多いです。それでも特に問題なく、ふきんとして機能しています!

 

 

カットした後の、ぽつっとした根元の部分は、洗ったり使ったりしていくうちに内側に入り、目立たなくなりますので、気にせずに。

 

 

玉留めしない、刺し終わりの糸始末をします。

外枠に近づいて、糸が短くなったタイミングで刺し終わりの糸処理をします。

 

最後の1針を刺す際に、布間を通して近くの外枠の針目の端に針を出します。

 

裏側には針を通していません。

 

このように糸を出します。

 

表の針目だけを3目ほどすくって、重ね縫いします。

 

表布だけをすくっているので、裏側には糸が通りません。

 

3目刺したら、布間を通して数センチ先に針を出します。

 

糸端は数センチ残してカットします。この糸端は適宜根元でカットしてください。

 

裏側には処理の痕跡は全く残りません。

 

このように重ね縫いした部分の外枠を飾り、糸端を根元からカットすると、糸始末の跡がどこなのかわからなくなるくらい、目立たないです。外枠さえあれば、模様刺しの時もこの方法で刺し終わりの処理ができます。

 

 

模様刺しの場合の刺し始めの処理方法

せっかくなので、直線以外の場合の刺し始めについても簡単に説明しておきます。

例えば、こんな感じの模様を刺し始めたい場合。

 

刺し始めたい場所の3目離れた場所から、さらに数センチ先の適当なところから針を入れ、3目離れた場所から針を出します。この時、糸は布間を通すので、裏側には針が通っていません。

 

3目ほど、表布にだけ重ね縫いをしたら、刺し始めます。

 

あとは刺し子を進めていくだけ。

 

糸端は適宜カットし、外枠は最後に飾ってあげると表布の重ね縫いが目立たなくなります。

 

 

スポンサーリンク

 

 

⑤ 刺し始めも刺し終わりも3目ほどしっかり重ね縫いして、裏に2ミリほど糸端を残す方法


重ね縫いや返し縫いをしっかりして、糸処理をするメリット

この方法は玉留めをしないので、布がゴロゴロすることがありません。

 

かなりしっかり重ね縫いをしていくので、万が一糸が少しほつれたときにも模様が崩れる心配もなし。

 

また、布の端だけでなく、布のどこからでも糸処理できる方法なので、糸を無駄なく使うことができますし、刺し終わりの位置を気にすることもありません。

 

そのため、模様刺しの糸処理に向いています。

 

 

しっかり重ね縫いで処理することのデメリット

裏も表も重ね縫いの針目が出ますので、その部分だけ糸が太い感じに見えます。

 

また、糸端が裏側に出るため、見た目にこだわりたい方には向いていません。

 

 

では、写真を使って刺し始めの説明をしていきます。

この写真は表側です。

 

まず、裏側から刺し始めます。刺し始めの場所の3目ほど先から3目、刺し始めの場所に向かって刺します。返し縫いをしているような状態です。3針目は本来の針目の半分ほどの長さにします。1針目と2針目は本来の針目で刺します。

 

裏側はこんな感じになっています。糸端は刺し始めの位置です。

 

表側の写真です。

裏側に出ていた糸を、刺し始めの位置に刺します。

 

表側の写真です。

最初に刺してあった針目に被せるように、3目刺します。

 

裏側はこのような状態。この糸端は刺し終わって、水通ししたら2-3ミリ程度残してカットします。

 

これで刺し始めの糸始末は終わりなので、そのまま刺し進めていくだけです。

 

 

次は刺し終わりの処理の説明をしていきます。

表側の写真です。最後の1目は本来の針目の半分の長さで刺します。

 

裏側でまた半目分を刺して、表に針を出します。

 

3目重ね縫いして、裏側に針を出します。

 

裏側の写真です。裏に出ている糸端を数センチにカットしたら、刺し終わりの処理は終わりです。

 

糸端については、刺し始めと同じく、すべて刺し終えて水通ししてから2-3ミリ程度の長さにカットします。

 

 

⑥ 3目重ね縫いして、裏側に2ミリ糸端を残すやり方で、裏布だけをすくって処理する方法


この方法のメリット

なんだか文章にするととってもわかりにくいのですが、⑤の方法だと裏表共に重ね縫いしていたものを、裏布だけを重ね縫いする方法、ということです。

 

⑤だと、重ね縫い(糸が二重になる)部分が裏と表の3目なので、その部分だけ少し目立ちます。

今回の⑥の方法だと、重ね縫い部分が裏側だけなので、表は綺麗に仕上がります。裏側に関しては⑤も⑥も同様の仕上がりになります。

 

この方法は表が綺麗に仕上がるので、模様刺しをするときにしっかり重ね縫いして糸始末したいけれど、綺麗な仕上がりにしたい、という場合にぴったりです。

 

 

この方法のデメリット

⑤と同様、裏に重ね縫いの針目が出ますので、その部分だけ糸が太い感じに見えます。

また、糸端が裏側に出るため、裏側の見た目にもこだわりたい方には向いていません。

 

また、⑤に比べると裏布だけをすくう処理が少し難しく感じるかもしれません。

 

 

裏布だけをすくう方法で刺し始めの処理をします。

この写真は表側です。

 

まず、裏側から刺し始めます。刺し始めの場所の3目ほど先から3目、刺し始めの場所に向かって刺します。返し縫いをしているような状態です。3針目は本来の針目の半分ほどの長さにします。1針目と2針目は本来の針目で刺します。

 

針を抜くとこのようになります。ここまでは⑤と一緒で、表も裏も針目がしっかりあります。

 

表側の写真です。

⑤と一緒で、半目で刺してあった部分を重ね縫いします。

 

裏側の写真です。裏側の布だけをすくい、布の間を通して裏の針目だけに重ね縫いします。

 

裏側はこのように重ね縫いされた状態になります。

 

表側はこのように重ね縫いの影響を受けることなく、綺麗な針目が出ます。あとはこのまま刺し子を進めていきましょう。

 

糸端は水通し後に数ミリ残してカットしてください。

 

 

 

裏布だけをすくう方法で刺し終わりの処理をします。

最後の1目を通常の針目の半分の長さで刺します。

 

半目分刺したところを被せるように刺します。

 

裏側の写真です。表の布はすくわず、裏布だけを重ね縫いします。

 

表側の写真です。表側の布は重ね縫いしていないので(1針目と最後の針目は半目だけ重ねていますが)、綺麗な仕上がりです。

 

裏側の写真です。裏側は重ね縫いした部分が二重になっています。また、刺し終わりの糸端は水通し後にカットするのですが、今は数センチ残した状態です。

スポンサーリンク

 

⑦ 3目重ねて、糸端は隠す方法


3目重ねて、糸端は隠す糸始末のメリット

この方法は⑤や⑥のように、重ね縫いや返し縫いをするところは一緒ですが、糸端は布の間に入るように処理します。

 

そのため、糸端が裏に出ることがないので、⑤や⑥よりもさらに綺麗に糸始末できます。

 

模様刺しの刺し子ふきんの裏側も綺麗に、重ね縫いをして処理したいという場合にぴったりです。

 

 

3目重ねて、糸端は隠す糸始末のデメリット

デメリットはそれほどなく、重ね縫いした部分の縫い目が少し目立つ、ということくらいです。

 

一目刺しのふきんの場合は、この方法だと針目の長さによっては、うまくできないことがあります。細かい針目の一目刺しのふきん、もしくは模様刺しのふきんでの糸処理に利用してください。

 

 

糸端を隠す方法で刺し始めや刺し終わりの処理をしていきます。

表側の写真です。表から針を入れ、布間を通して表の3目を返し縫いします。

 

返し縫いの方法は今までと同様です。裏側だけを重ね縫いしてもいいし、裏側の糸だけすくって重ね縫いしてもいいです。裏側だけの方がより綺麗な仕上がりになります。

 

刺し終わりは、最後の針目を刺したら布間を通して、数センチ先に針を出します。

 

刺し始めも刺し終わりも糸端は根元でカットします。

ぽつっと出ているところは、水通ししたり使っているうちに内側に入り、目立たなくなります。

 

裏側です。

 

 

⑧ 一枚布など布の間に糸処理できない時の、刺し終わりの糸と刺し始めの糸を重ね縫いする方法


前の糸と新しい糸を重ねる方法のメリット

この方法のメリットは、何と言っても一枚布に玉留めなしで刺し子ができるところです。

 

他の方法ももちろん一枚布に使えるのですが、処理箇所が多くなったり、布間に通せないので処理できなかったりと、あまり上手にできないのです。

 

この方法なら、刺し始めと刺し終わりの糸処理が一緒にできるので、糸始末が少しだけで済み、見た目がごちゃごちゃするのを最低限に抑えることができます

 

前の糸と新しい糸を重ねる方法のデメリット

デメリットは裏側に糸端が目立ってしまうことと、重ね縫いした部分が目立つことです。

 

 

では、写真を使って説明していきます。

裏側の写真です。刺し終わりの糸は裏側に数センチ残しておきます。写真だと少し短めなので、もう少し多めに残しても良いと思います。

 

これも裏側の写真です。表の最後の針目から3目ほど前の針目の部分に、刺し始めの糸で裏側から針を入れます。

 

これは表側の写真です。このように3目ほど重ね縫いします。糸を引き、刺し始めの糸端も裏側に数センチ残しておきます。

 

重ね縫いしたら、そのまま刺し子を進めることができます。

 

これが、糸処理が終わった表側。

 

裏側はこのような状態。すべて刺し終えて、水通ししたら、もっと短くカットします。短くカットしすぎると、ほつれて糸端が表側に出てしまうので注意してください。

 

 

 

まとめ


今回はかなり長いブログになってしまいましたが、刺し子ふきんの刺し始めや刺し終わりの糸始末について、徹底的にまとめてみました。

 

これだけあれば、自分にあった処理方法が見つかると思います。

 

玉留めしたくない時や、くぐり刺しの時、二枚重ねじゃなくて一枚布で刺したい時、裏を綺麗にしたい時…などなど臨機応変に処理していきたいですよね。

 

ブログにするのにめちゃくちゃ時間がかかったけれど、自分にとっての備忘録ともなったので、頑張ってよかった。

 

 

ちるぼるの関連サイト


ちるぼるのインスタグラム

 

ちるぼるのyoutube

 

ちるぼるのミンネ

 

よかったらご覧ください。

 

 

スポンサーリンク

 

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です