先日、図書館に行った時に刺し子の本を物色していたところ、気になっていた「刺し子を楽しむこもの」を見つけたので、借りて読んでみました。
今までたくさんの刺し子に関する本を手にしていますが、この本は初心者の方から上級者の方まで使えそうな良本だったので、今回はレビューも含めてご紹介したいと思います。
刺し子の本を探している人やこの本に興味がある人の、参考になったら嬉しいです。
シンプルな図案のふきんやコースターは刺し子初心者向き
「刺し子を楽しむこもの」の最初の方に出てくる、十字刺しや一目刺し、円模様は初心者の方でも取り組みやすい、シンプルな刺し子です。コースターやふきんは仕立ても簡単なので、小物作り初心者にもぴったり。
刺し子のやり方がとってもわかりやすく載っているので、おすすめです。
青海波や変わり七宝、米刺しなど、基本の伝統柄はもちろん、伝統柄の応用もたくさん載っていますので、シンプルな刺し子に慣れてきたら、応用の刺し子にチャレンジするのも楽しいと思います。
また、写真がとっても綺麗だし、使っている布や糸の色が可愛いので、「作りたい!」という意欲を刺激してくれる一冊になっています。なんだか、宣伝しているみたいになっていますが、それくらいおすすめ、ということです。
刺し始めや刺し終わり、返し刺しについても載っています。
先週、youtubeで「返し刺し」についての質問コメントをいただきました。ただ、私は返し刺しという言葉を聞いたことがなかったので、返し縫いと同様じゃないかな?と言ったお返事をしました。
なんと、この本に「返し刺し」について載っていたのです。結局、返し縫いとほぼ同義でしたので、コメントの返事は間違っていなくて良かったです。
刺し始めや刺し終わりって、いろいろなやり方があって、みんなどうやっているのかな〜なんて思うこともあるのですが、基本的には自分が好きなやり方でやれば良いと思います。
私も、布間に玉止めしてみたり、返し縫いしてみたり、重ねて刺してみたり…それぞれの図案や糸がなくなるタイミングで、やり方を変えています。
この本でも刺し始めや刺し終わりは、他の刺し子本と変わりありませんでした。でも、改めて見ると勉強になります!
「刺し子を楽しむこもの」で紹介されている小物について
小物はふきん、コースター、鍋つかみ、ポーチ、がま口、ティッシュケース、ランチョンマット、巾着、ブックカバー、ブローチ、バッグ、など多岐にわたります。
私は小物作りよりも、刺し子ふきん制作が大好きなので、作ることはあまりないのですが、どの作品も可愛らしくて伝統柄も北欧っぽい感じで素敵なので、ちょっと作りたいと思ってしまいました。
万が一、作ることがあったらまたご紹介しますね。多分ないだろうな…
とてもバランスのいい本なので、ぜひ読んでみてください。
とにかく創作意欲の湧く、素敵な本なのでぜひ読んでみてください。全体的に伝統柄も可愛らしい感じだし、オリムパス製品で作られているので、手芸屋さんで同じ材料や道具を入手しやすいので、初めての1冊にも良いですよ!
私は初心者ではないですが、それでも図案の可愛らしさや、写真や作品の素敵な雰囲気が気に入って、見ているだけで楽しいです。この文章を書いている間も、刺し子がしたくてしょうがなくなっています…
では、刺し子してきます。
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