私が使ったことのある刺し子糸についてのご紹介
普段はテマリシャス の手染め糸やダルマ家庭糸を使うことが多いのですが、DMC 25番刺しゅう糸やホビーラホビーレ、津軽工房社などなど、色々な刺し子糸も試してきました。
使う糸によって刺し心地、仕上がりが大きく違ってくるのも刺し子の魅力の一つ。
今回は私が使ったことのある刺し子糸や、気になっている糸について詳しくご紹介したいと思います。
刺し子糸とは?
刺し子をするときに使う糸を刺し子糸と言います。
そもそも昔は「刺し子糸」なる専用糸などなかったはずなので、本来は布を補強するためなどの刺し子に使う糸は全て「刺し子糸」と呼ぶと思っています。
「刺し子糸」として販売されている糸はもちろん、それ以外の糸も刺し子に使用することができます。
刺繍糸との違い
刺し子糸と刺繍糸の大きな違いは、刺繍糸は自分何本どり下にして自分で太さを調整してさせるが、刺し子糸は基本的に縒ってあるのでそのまま使うという点。
それから、刺し子糸より刺繍糸の方が光沢が強いものが多いです。和の雰囲気や素朴な美しさを求める場合は刺し子糸、洋の雰囲気や可愛さを求めるなら刺繍糸を使ってもいいと思います。
私は刺繍糸だとねじれやすかったり、糸が割れやすいと感じたため、今ではあまり刺繍糸を使うことはありません。
刺し子糸は何本どりがいい?
もしも刺繍糸を刺し子糸として使う場合は、2から3本どりくらいがオススメです。繊細な仕上がりにしたい場合や、薄い布であれば1本どりでも良いと思います。
刺し子糸を何本どりにするかは、糸の太さや図案、布の種類によって変わってきます。
薄手の布(さらしなど)であれば、細糸1から2本どりだと綺麗に仕上がります。細糸ではない場合、あまり薄手の布は向かないので、少し薄い〜普通の布に1本どりで刺すと良いと思います。
私が普段作っている一目刺しの刺し子ふきんであれば、細糸1本から2本、もしくは若干細めの刺し子糸で刺すと刺しやすく、美しい仕上がりになります。
ふきん以外の普通の布に刺し子する場合は、しっかりした糸がオススメです。
刺し子糸の太さの選び方
刺し子には様々な太さの糸を使うことができます。
先ほどご紹介したように、私は薄いものには細めの糸(ダルマ家庭糸の細口程度のもの)を使います。
2枚仕立てのふきんには、細めの糸を使うことが多いですが、太めの糸(一般的な刺し子糸)を使うこともあります。
細めの糸で刺した刺し子は繊細でふんわりした仕上がり、太めの糸で刺した刺し子は布が丈夫でしっかりした仕上がりになります。太めだとぷくぷくして可愛い感じもでます。
私はふきんの速乾性も重視していることと、繊細な美しさが好きなので細めの糸で刺しています。
ただ、丈夫さでいうと太い糸の方がダントツで優れています。
色々試してみて、お好みで使い分けてみてください。
また、布が厚めのものに刺す場合は、太めの糸がオススメです。細い糸はあまり向いていません。
選び方がわからない場合は、薄い布には細い糸→厚い布には太い糸、で選んでみてください。
手染め糸の刺し子糸はお洗濯に注意。
テマリシャス を始め、様々な手染めの刺し子糸が販売されています。手染め糸の色合いは本当に素敵で、刺し子をする時間がより幸せに感じられるほどです。
ただ、1つだけ注意して欲しいのがお洗濯。手洗いであれば色合いや風合いは比較的長持ちします。傾向漂白剤が入った洗剤を使ったり、洗濯機で洗うと、色が結構抜けていきます。
私の手元には真っ白になったふきんが何枚かあります。
色が抜けたふきんも、それはそれで愛おしいかんじなのですが、長持ちさせたいなら手洗い推奨です。
手洗いが面倒なら、手染め糸以外の刺し子糸がオススメです。
あと、手染め糸でも太めのものだと、色落ちしたものが布自体に色移りすることがあります。津軽工房社で購入した手染めこぎん糸で刺したふきんがあるのですが、全体的にうっすら赤いふきんになって可愛くて気に入っています。
色落ちや手入れに関しての考え方によって、手染め糸にするのか、それ以外の糸にするのか使い分けるといいと思います。
人気の刺し子糸や値段が安い糸などのご紹介
人気の刺し子糸をご紹介していきます!たくさんあるのでお気に入りを見つけてみてください。
この他にも手染め糸を手に入れたい場合は、minneやクリーマで販売している方がいるので、ぜひ探してみてください。人気のものは数量限定だったりして、すぐに売り切れてしまうようです。
インスタで販売の事前告知をしていることもあるので、インスタ活用もおすすめ。
100均で安い糸が販売されていますが、手芸店でダルマやオリムパス 、ルシアンなどの糸は手に入りやすく、値段もお手頃で質も良いので、コスパで選ぶなら100均よりも手芸店がおすすめです。
近所の手芸店やユザワヤ、ホビーラホビーレなどなら、行きやすいですよね。
安い!と思って購入したら、長さが少ししかない…結局割高ということもありますので、本当に安いものを探したいなら、メートル数も気にした方がいいです。
買った刺し子糸の巻き方
テマリシャス の細いとは巻く必要がなく、そのまま使えるのでとってもおすすめ。
ただ、ほとんどの刺し子糸は巻く必要がありますので、簡単な巻き方をご紹介します。
①まず、糸の結び目を切って1つの輪っかにする
②コップ2つに輪っかを引っ掛ける
③糸玉にして巻くか、厚紙などに巻く。
詳しくはyoutubeで公開しています。→刺し子糸の巻き方、使い方
自分に合った刺し子糸で刺し子を楽しもう
かなり長いブログになりました。まだまだ使い心地など詳しく書きたいですが、それはまたこれからのブログでご紹介したいと思います。
まずは気に入ったものを手にとって使ってみてください。たくさん刺しているうちに、自分に合った刺し子糸に出会えます。
選ぶ楽しみも味わってみてください!
ちるぼるの関連サイト
よかったらご覧ください。
刺し子のことよくわからないけどやってみたい、ブログとかみても何から手をつけていいのかよくわからない、という人にはフェリシモクチュリエの刺し子キットがおすすめです。
フェリシモクチュリエの刺し子キットは、月に1回セットが届くというもの。
いくつかのキットの中から、自分が作れそうなものを選べるし、プリント済みの布や糸が説明書と一緒に送られてくるので、初心者でもひとりで刺し子が刺せるようになる内容です。
定期便だけど1回のみでストップ可能だし、自分のタイミングでストップも可能です。
模様刺しの伝統柄の他に、可愛い図案もたくさんあって、取り組みやすいかと思います。
縫製済みの布に刺し子をしていくものもあり、仕立てが苦手な人でもチャレンジ可能。
市販の刺し子キットは、図案のプリントはされているけど、仕立てしなければならないものがほとんどなので、縫製ずみのものがあるのはとっても嬉しいポイント。
フェリシモの刺し子の詳細は下記の公式ホームページより、内容を確認してみてください。
その時期によって、取り扱っている図案や内容が違うし、いろいろ選べるので、初心者でも楽しめます。
公式ホームページの検索で、「刺し子」と入力するといろいろな種類の刺し子が出てきます。
コメント
手元にさらしがあったことを思い出し、ちるぼる様のブログを頼りに、刺し子初挑戦してみました!
縫物は苦手で針目は全く整っていませんが、楽しく作ることができました。
工程毎に丁寧な説明でとても助かりました。ありがとうございます。今度、おすすめの中から書籍も購入してみます。
さらしはまだたっぷりあるので、ミニサイズ、あるいは縦折りで長くしてマフラーのような巻物?など作ってみたいと考えています。
ねこの手さま
コメントありがとうございます!
刺し子を楽しめたとのことで、良かったです♪
1枚仕上げることができたのであれば、嫁入り道具の花ふきん教室、という本がおすすめです。
でも、他にも素敵な本がたくさんありますので、良い書籍に巡り会えるといいですね!
私も晒を使って巾着を作ってみたり、ミニサイズのハンカチやコースターを作って色々楽しんでいます。
いろいろ楽しみましょう!!!