「一目刺しの刺し子を刺してみたい」
「刺し子の図案はどうやって書いているの?」
「刺し子の裏側を見てみたい」
「花菱の図案ってどんなもの?」
といった疑問にお答えします。
とにかく動画で花菱の刺し方を観たいという方は、こちらをご覧ください。
私は刺し子が大好きで、のんびり刺し子を楽しんでいます。
作ったものはインスタで公開しているので、良かったらご覧ください。
最近は、伝統柄の一目刺しの刺し子に強く興味を持っていて、昔の本などで調べています。
今回は、花菱図案の刺し子についてブログに書いていきたいと思います。
花菱の図案の意味や由来は?
私も知らなかったので、ネットで調べました。
花菱は、菱形に模して四弁の花形を表現したものだそうです。
こんな感じのイメージです。
大陸由来のもので、唐花を表現しているとも言われています。
平安時代ごろより、衣装や調度品の模様として使われています。
図案の呼び名は諸説ありますが、私は徳永幾久さんの刺し子の研究という書籍を参考にしています。
一目刺しの花菱図案の刺し方・縫い方
晒しを仕立てましょう
晒しをふきんに仕立てて、5ミリ方眼線を引きます。
詳しくはこちらのブログで説明しています。
youtubeでもやり方を公開しています。
花菱図案の書き方
大きい花と小さい花が横一列にきれいに並ぶ感じの図案です。
大きい花が花菱で、小さい花は花刺しの花です。
私は縦1列、横1列書いて、あとは規則性に従って刺していきますが、間違えてしまいそうだったり、不安がある人は、すべて図案を書いてから刺し始めると安心です。
5ミリ方眼線をしっかり引けていれば、図案は簡単にかけます。
書くのにはいつも通り、フリクションファインライナーを使っています。
花菱図案を刺していきましょう
縦か横、好きな方向から刺していきます。
今回は縦から刺しています。
こんな感じで、規則性に従ってどんどん刺し進めます。
裏側はこんな感じです。
縦を刺し終わったところ。
裏側も同じ感じですね。
横も規則性に従って、刺し進めます。
布の間に糸を渡す方法
次の行に刺し進める際に、布の間に糸を渡します。
写真のように刺した針を、布の間に通したまま、下の写真のように次の行の刺し始めに出します。
刺し始めの処理方法
刺し始めは、刺し始めたい場所の3目ほど先に針を入れ、布の間を通して、刺し始めたい場所に針を出します。
布の間を通すとは、こんな感じ。
布の間を通した糸を刺しながら、普通に刺し子を進めていきます。
布の間を通した糸にうまく刺さらない部分があっても、一箇所でも刺さっていれば大丈夫(何も刺さっていなくても、私は気にしませんw)ですが、出来るだけ刺さるように頑張りましょう。
糸端はすべて刺してから根元でカットするので、短く残しておきます。
刺し終わりの処理方法
布の間を通して、近くの目に重ね縫いします。
がっつり目を重ねてしまってもいいですが、最近は目を少しだけ重ねて処理する方法が気に入っています。
こんな感じで、片側の目しか重ね縫いしていません。
3目ほど重ね縫いしたら、糸を布間に通して少し先に針を出します。
糸端は数センチ残してカットしておきます。
仕上げ
すべて刺し終えたら、糸端を根元でカットして、方眼線を消しましょう。
私はフリクションファインライナーを使用しているので、アイロンをかけて消します。
完成です!
花菱の刺し子の裏側
これが花菱図案の刺し子の裏側。
玉留めを避け、糸を布の間に渡すことで、裏側もきれいに仕上がっています。
刺す時のコツ
横に刺し進める時、針を落とす場所は、すでに刺してある縫い目から少しずらすのがポイントです。
これは、秋田の刺し子ふきん教室に通っていた際に、近藤先生に教えていただきました。
近藤先生の書籍にも、そうやって刺すように記述があります。
ずらすことで模様がきれいにみえるし、布が柔らかく動きます。
まとめ
縦と横だけで可愛い図案が出来上がるので、初心者にもオススメです。
糸を変えたり、応用したりして、色々楽しんでみてください。
インスタでは刺し子の作品のご紹介、youtubeでは初心者でもわかりやすいように刺し子ふきんの仕立てや、刺し始め刺し終わりの処理などの動画をまとめてあります。
のんびり更新ですが、気長にご覧いただけると嬉しいです。
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