「刺し子の柿の花図案を刺してみたいけど、縫い方はどうやるの?」
「柿の花の刺し子の裏側を見てみたい」
「セリアの柿の花図案はどうやって刺したらいいの?」
「柿の花図案の意味を知りたい」
といった疑問にお答えします。
私は刺し子が大好きで、のんびり刺し子を楽しんでいます。
作ったものはインスタで公開しているので、良かったらご覧ください。
最近は、伝統柄の一目刺しの刺し子に強く興味を持っていて、昔の本などで調べています。
今回は、柿の花図案の刺し子についてブログに書いていきたいと思います。
柿の花図案の意味
柿の花図案の意味は、ネットで調べると「一つも無駄がない」とか「無駄なものがない」みたいに書かれています。
地域によって、また人によって、柿の花にこめられた思いや意味は違いますので、言い伝えを信じていくのが正解だと私は思います。
実際刺し子を調べたり研究している人の文献を見ると、柿の花と呼ばれる図案は花十字と呼ばれたり、花刺しと呼ばれたり様々です。
私が信頼している「刺し子の研究」という文献を読み解くと、花刺しは、山形県にとって米以上に生産価値が大きく、生活源となっていた紅花を「農作物の豊穣を祈ると共に、子孫のための将来の田畑の拡張を希望して田文を刺していたのと同様」の気持ちで刺していたのではないかと思います。
「一つも無駄がない」という意味も素敵だと思うし、生活に密着した願いを込めて刺したという説も素敵です。
現代に生きる私は、このように昔からいろいろな人や場所で伝えられている柿の花図案を、かわいいなー綺麗だなーと単純に感動し、便利な道具や綺麗な糸や布に刺して楽しむことを幸せに感じます。
きっと昔の人も「今日は調子出ないな」とか「なかなか進まないな」とか、出来上がった時には「すごく綺麗!早く誰かに見せたい」とか思ってたんじゃないかな、なんて勝手に思いをはせるのも楽しかったりします。
柿の花の意味は地域や人によって違いますので、自分が伝え聞いたものを参考にしてみてはいかがでしょうか。
柿の花図案の刺し子の刺し方・縫い方
上記のように、柿の花図案というのは地域や人によって多少違いますが、昔の上杉花雑巾で刺されている一般的な柿の花の刺し方をご紹介したいと思います。
まず、晒を仕立てます。
次に、5ミリ方眼線を晒に書いていきます。
横線を刺します。
縦線を刺します。
刺し始めや刺し終わりは玉留めでも良いですし、綺麗にしたい場合は重ね縫いや返し縫いをしてください。
アイロンをかけたら完成です!
柿の花図案の刺し子の裏側
柿の花図案の裏側はこのようになります。
表も裏も同じ図案になるので、どちらが表だったかわからなくなります。
また、刺し始めや刺し終わりの糸処理の仕方によって、表情が変わります。
セリアの柿の花図案の刺し子の刺し方
セリアの柿の花図案の刺し子の刺し方はyoutubeでご紹介していますので、良かったらご覧ください。
まとめ
柿の花図案は初心者でも刺しやすいし、かわいい図案なのでぜひチャレンジしてみてください。
これからものんびりですが、図案のご紹介を続けていきたいと思います。
今回柿の花刺し子のサンプルを作る際に、使った道具や材料を最後にご紹介しておきますので、良かったら参考にしてみてください。
晒はこちらのような一般的なものを使っています。
方眼線はアイロンで消えるこちらのペンを使用。
ふきんや大判の布にも便利なので、方眼定規は50センチを使用しています。
刺し子糸は横田のダルマ刺し子糸の細糸(黒)を使用。
針は溝大くけを使用。今回のものはクロバーのものではないのですが、同じタイプの針を使用しています。
このタイプの皿付き指ぬきを中指の付け根につけて使用しています。
インスタでは刺し子の作品のご紹介、youtubeでは初心者でもわかりやすいように刺し子ふきんの仕立てや、刺し始め刺し終わりの処理などの動画をまとめてあります。
のんびり更新ですが、気長にご覧いただけると嬉しいです。
コメント