「初心者なので、刺し子針のことが知りたい」
「刺し子針とは?」
「刺し子針の選び方を知りたい」
「おすすめの刺し子針を教えて欲しい」
といった疑問にお答えします。
私は刺し子ふきんを中心に、刺し子を楽しんでいます。
刺し子の作品はインスタに載せているので、良かったらご覧ください。
刺し子の針は、チューリップの広島針、三條みすや、みすや忠兵衛、クロバー、オリムパス、ユザワヤなどなど、一通りのものは使用したことがあります。
そんな経験から、今回はおすすめの刺し子針と刺し子針の選び方を中心に、ブログでご紹介したいと思います。
刺し子針とは、刺し子に使う針のことです
刺し子針とは、針先の尖った、刺し子に使う針のことです。
刺し子にはいろいろな種類があり、それぞれに合わせた針を使うことによって、刺しやすく感じたり、綺麗な作品が出来上がったりします。
刺し子針が様々あるように、刺し子をする布や糸も種類が豊富です。
布や糸の種類によっては、「刺し子針」と名前のついたものではなく、昔ながらの縫い針の方が刺しやすいことがあります。
名前にこだわらず、自分の刺したいものに合ったもの、自分が使いやすいものを使用するのが良いです。
初心者におすすめの刺し子針は、みすや忠兵衛の刺し子針取合せ
刺しやすさや布通りの良さ、品質などを考えれば針専門店の針が良く、初心者の方にはたくさんの種類の針が入ったセットものをおすすめします。
初心者ということは、自分に合った長さや太さがわからないかと思います。
そこで、まずは自分に合った針を見つけるために、アソートセットや取り合わせのような数種類の長さや太さの針が入ったセットで試してみるのが良いと思います。
最初から気になっている針で刺すのが一番なのかもしれませんが、良い針でも自分に合わないものは使いにくく刺しにくいので、そのせいで刺し子が嫌になってしまってはもったいない!
私は初めての刺し子はオリムパスの2本セットの刺し子針で刺しました。
当時は運針なんてできなかったので、ゆっくりぐし縫いしていたのが懐かしいです。
初心者におすすめな針はみすや忠兵衛の刺し子針取合せです。
この刺し子針をおすすめする理由は、たくさんのサイズがあることと、針専門店なので品質に安心できることです。
サイズは、
特短:太さ約0.84mm×長さ約36.4mm
短:太さ約0.84mm×長さ約45.5mm
中:太さ約0.89mm×長さ約51.5mm
長:太さ約0.96mm×長さ約54.5mm
特長:太さ約1.07mm×長さ約66.7mm
と、いろいろな長さや太さが試せます。
また、針穴の形状も特短と短と中は小さめにできていて、長と特長は大きめにできているので、様々な糸の太さに対応できます。
このセットであれば、糸の太さや布に合わせて針を選んだり、自分好みの長さを見つけたりすることができます。
私が現在愛用している針は三條みすやの溝大くけ
私が現在愛用している針は、三條みすやの溝大くけです。
余談ですが、三條みすやとみすや忠兵衛は別々のお店ですが、どちらの針も品質が良く刺しやすい針を取り扱っています。
私は細糸での刺し子がメインなので、刺し子針よりも通常の縫い針の方が刺しやすいのです。
三條みすやの溝大くけは、針先が鋭いこと、針穴が丸穴なので引っかからないこと、美しいフォルムでテンションが上がること、布通りが良く手に馴染み刺しやすいこと、などからずっと愛用しています。
細糸で刺し子ふきんを作るのにはとってもおすすめの針です。
最近、三條みすやさんのHPがリニューアルされたようで、とっても見やすく購入しやすくなりました。
通販サイト(アマゾンなど)での購入は今のところできないので、ホームページからの購入か、お店に直接行って購入する必要があります。
購入の際、丸穴が溝穴か選択できます。
三條みすやのホームページのよくある質問のところに、針穴の形状について丁寧に説明されているので、針穴の形状を悩んでいる方は参考にしてみてください。
刺し子針の選び方は、運針の方法や布・糸の種類によって違う
目の粗い布・太い糸には針穴が大きく太い針がおすすめ
目の粗い布や太い糸を使用した刺し子には、針穴が大きくて太い針がおすすめです。
例えば木綿やリネンなどのざっくりした布なら、細糸はとっても使いにくいので太い糸を使うことになります。
太い糸の例としては、
飛騨刺し子の糸や、アトリエKAZU、小鳥屋、ダルマ刺し子糸合太などが挙げられます。
6本撚りから8本撚り程度を想定しています。
また、目の粗い布というのは、晒よりももう少し目が粗い布、と考えてもらえればと思います。
このオリムパスの刺し子針は、針穴が大きめだし、太めなので、おすすめです。
晒のような目の布に、普通の刺し子糸を使う場合は、チューリップの刺し子針細番手がおすすめ
晒くらいの目の布に、普通の太さの刺し子糸を使う場合は針穴が細長くて布通りも良いチューリップの刺し子針細番手がおすすめです。
普通の刺し子糸というのは、例えばよく手芸店で見かける「刺し子糸」と書かれたもの(ダルマやオリムパスのものがよく売られていますね)くらいの太さを想定しています。
このくらいのサイズ。いわゆる4撚りくらいのもの。
このくらいの刺し子糸を刺し子ふきんとして晒に刺したり、晒くらい(それより粗かったり細かくても対応できる)の布に刺し子をするなら、チューリップの刺し子針細番手がおすすめ。
チューリップの針については、こちらの記事で詳しく書いています。
細い糸で刺し子をするなら三條みすやの溝大くけ、刺し子ふきんを刺すなら糸に合わせて選んで
細い糸で刺し子をするなら、最初の方でご紹介した私のおすすめの三條みすやの溝大くけがおすすめです。
刺し子ふきんを刺すなら、どの糸で刺すのかに合わせて針を選んでみてください。
糸が太めなら針穴の大きい太い針、糸が普通なら「刺し子針」と呼ばれている針なら、たいてい刺すことができるので自分の好きな長さや太さで、糸が細ければ大くけのような縫い針。
また、指ぬきを使った運針をするのか、しないのかによっても針の相性は変わってきます。
運針方法も様々あるので、自分にあった針を見つけてみてください。
刺し子針に関連した記事
この動画では私が実際に三條みすやの大くけを使って刺し子をしています。
刺し子のことよくわからないけどやってみたい、ブログとかみても何から手をつけていいのかよくわからない、という人にはフェリシモクチュリエの刺し子キットがおすすめです。
フェリシモクチュリエの刺し子キットは、月に1回セットが届くというもの。
いくつかのキットの中から、自分が作れそうなものを選べるし、プリント済みの布や糸が説明書と一緒に送られてくるので、初心者でもひとりで刺し子が刺せるようになる内容です。
定期便だけど1回のみでストップ可能だし、自分のタイミングでストップも可能です。
模様刺しの伝統柄の他に、可愛い図案もたくさんあって、取り組みやすいかと思います。
縫製済みの布に刺し子をしていくものもあり、仕立てが苦手な人でもチャレンジ可能。
市販の刺し子キットは、図案のプリントはされているけど、仕立てしなければならないものがほとんどなので、縫製ずみのものがあるのはとっても嬉しいポイント。
フェリシモの刺し子の詳細は下記の公式ホームページより、内容を確認してみてください。
その時期によって、取り扱っている図案や内容が違うし、いろいろ選べるので、初心者でも楽しめます。
公式ホームページの検索で、「刺し子」と入力するといろいろな種類の刺し子が出てきます。
コメント