私は普段、自分で晒をカットして、晒に図案や方眼線を引いて、刺し子を楽しんでいます。
ただ、使う布が指定されている仕事を引き受けたり、勉強のためにプリント済みの刺し子布に刺し子をすることもあります。
最近はたくさんのプリント済みの刺し子布が販売されていて、気軽に刺し子を楽しめます。
プリント済みの刺し子布について、今まではメリットをたくさんご紹介してきたのですが、見過ごせないデメリットもあります。
できれば、包み隠さず良い点と悪い点をご紹介したいと考えているので、今回はプリント済みの刺し子布を使うときのメリットとデメリットをブログでお伝えしたいと思います。
私はちるぼるという名前で、刺し子ふきん製作を中心にのんびりと刺し子を楽しんでいます。
作った作品はインスタに載せていますので、よかったらご覧ください。
プリント済みの刺し子布を使うときの最大のデメリットは「プリントがずれている」こと
なんどもプリント済みの刺し子布を使ったことがある方なら、ご存知かもしれません。
プリント済みの刺し子布の最大のデメリットは、プリントがずれてしまっていること、なんです。
例えば、
このふきん、ダルマの刺し子ふきんを仕立てたものなんですが。
左端の余白と右端の余白がだいぶ違います。その差5ミリ。
大して気にしないよーという方は良いのですが、私はちょっと気になるレベルのズレです。
ちなみに上下のズレに関しては、仕立てでなんとか補正できるのであまり気にならないのです。
左右に関しては、仕立てでどうにかなるものではないのです。
これ、例えばぐるっと一周仕立てて、表に返す作り方であれば、余白の調整が可能です。
ただ、ダルマの刺し子布の左右はそもそも余白が少なく、仕立ては上を縫うだけのやり方なので、厳しい…
仕方のないことだと思うし、普段はなかなかこんなにずれたプリント布に出会うことは少ないので、運が悪かったと思うしかないのですが、ちょっと悲しい。
他のメーカーさんも同様で、ちょっとずれちゃったプリントに出会ってしまうことは、プリント布の最大で唯一のデメリットです。
でも、メリットの方が多いし、デメリットも自分で乗り越えられそうなので、次の項目でご紹介します。
プリント済みの刺し子布を使うメリットはたくさん!!!
自分で図案や方眼線を引かなくて良いし、水で簡単に消えるものが多く、説明書がついているので初めてでも取り組みやすい、などプリント済みの刺し子布を使うメリットはたくさんあります。
自分では製図が難しい図案でも、プリント済みのものなら、すぐに刺し子を楽しめる。
思い立ったらすぐに刺し子ができる。
プリントの線に沿って刺せば、初心者でも綺麗に作れる。
本当にプリント布は優秀。
だからこそ、唯一のデメリットをなんとか解消したい。
プリントについて調べたり、聞いたりしたところ、完全に正確にプリントするのはとても難しいことだとわかりました。
また、もしも正確性を求めるのならば、コストがかかり結構高価なプリント布になってしまいます。
企業側にプリントの正確性を求めるのが難しいとなると、自分でなんとかするしかない!
まず、出来るだけハズレのプリント布に出会わないように祈る。
仕立てでなんとか調整できるものは、自分でなんとかする。
先ほど紹介したような、左右ズレのあるプリントについては、余白が小さい方の縦1行分は使わずに刺せば、左右対称のふきんになる!

デメリットはあっても、プリント布は使いやすい
デメリットはありますが、プリント布は刺し子が手軽に楽しめて、使いやすいです。
どんなやり方にも一長一短ありますので、その時に自分ができることを楽しみたいものです。
今回のブログで刺し子に興味をお持ちになった方、もっと詳しく知りたい方は別記事やインスタやyoutubeでも詳しい刺し子のやり方をご紹介していますので、よかったらご覧ください。
ブログ記事だと、下記のものが比較的丁寧に初心者でもわかりやすく刺し子のふきんの作り方や刺し子の刺し方をご説明しています。



のんびり更新ですが、気長にご覧いただけると嬉しいです。
刺し子のことよくわからないけどやってみたい、ブログとかみても何から手をつけていいのかよくわからない、という人にはフェリシモクチュリエの刺し子キットがおすすめです。
フェリシモクチュリエの刺し子キットは、月に1回セットが届くというもの。
いくつかのキットの中から、自分が作れそうなものを選べるし、プリント済みの布や糸が説明書と一緒に送られてくるので、初心者でもひとりで刺し子が刺せるようになる内容です。
定期便だけど1回のみでストップ可能だし、自分のタイミングでストップも可能です。
模様刺しの伝統柄の他に、可愛い図案もたくさんあって、取り組みやすいかと思います。
縫製済みの布に刺し子をしていくものもあり、仕立てが苦手な人でもチャレンジ可能。
市販の刺し子キットは、図案のプリントはされているけど、仕立てしなければならないものがほとんどなので、縫製ずみのものがあるのはとっても嬉しいポイント。
フェリシモの刺し子の詳細は下記の公式ホームページより、内容を確認してみてください。
その時期によって、取り扱っている図案や内容が違うし、いろいろ選べるので、初心者でも楽しめます。
公式ホームページの検索で、「刺し子」と入力するといろいろな種類の刺し子が出てきます。
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