こんにちは、ちるぼるです。
「刺し子をしてみたいんだけど、初めてだから簡単な図案にチャレンジしてみたいな。」
「どんな風に刺せばいいのかな?」
「そもそも刺し子のことがわからないから色々知りたい」
と思っている人にぴったりの図案があります。「段つなぎ」という図案です。
今回は初心者でも刺しやすい簡単な刺し子図案「段つなぎ」の刺し方についてご紹介したいと思います。
実際に刺している様子をyoutubeで公開しています。
このブログ記事の内容
・初めてでも簡単な伝統柄の「段つなぎ」という図案の刺し方。
・初心者さん向けの刺し子の基本について
段つなぎは簡単な伝統柄なのに現代風な雰囲気なので、大好きな図案の一つです。
私はのんびりとyoutubeやブログで刺し子ふきんの作り方を紹介したり、ワークショップや刺し子部を開催して、刺し子を楽しんでいます。
作った作品はインスタで公開していますので、よかったらご覧ください。
そもそも刺し子って何?
そもそも刺し子とは、布が貴重だった時代に布を大切に使うために、布の補強や保温のために縫い刺しされていたものが、だんたんデザイン的要素が加わって、様々な技術や図案が発達した伝統的な手芸です。
現代では刺繍的要素が強くなっていて、楽しむための刺し子がメインになっていますが、背景にはたくさんの昔の人たちが、生きるために刺し子をしていたり、女性の教養として刺し子をしていたという歴史があります。
基本的には運針によるぐし縫いによって、図案を刺していきますので、針と糸と布があれば、誰でも簡単に楽しむことができます。
刺し子に必要な道具・糸・布
道具は刺し子針、刺し子糸、指ぬき、チャコペン、方眼定規、ハサミ類、布です。
刺し子針は専用のものでなくても良いですが、使いたい刺し子糸が通る針を使ってみてください。下記記事におすすめの針について説明しています。
初心者におすすめはこちらの針です。
刺し子糸は太すぎないもので、「刺し子糸」として販売されているものが初心者には使いやすいです。
例えばこちらの刺し子糸のようなタイプがおすすめ。
指ぬきは使い慣れていなければ、なくても大丈夫。まずは普通に縫い刺しすることを楽しんでみてください。
チャコペン、方眼定規、ハサミ類はお好きなものを準備してください。
初心者の方は目が粗めの布や、晒が刺しやすいかと思います。シーチングなどは目が細かすぎますので、初心者であればまずは晒か晒より目が粗いものがおすすめです。例えばリネンや木綿などです。
刺し子ふきんを作るなら、このような一般的な晒をおすすめします。あまり高級なものだと、目が詰まった「特岡」などと呼ばれるものの場合があります。初心者には目が粗い方が良いので、1000円から2000円程度の普通の晒を選んでみてください。
リネン生地であれば、チェックアンドストライプの天使のリネンがおすすめです。柔らかいですが、針の通りが良く、運針ができなくてもスイスイ刺し子ができるので楽しいです。
刺し子ふきんの仕立て方
初心者むけに刺し子ふきんの仕立て方を書いています。
刺し方だけ知りたいという人は、読み飛ばしてください。
晒を準備します。
今回はブログ用に小さな晒しのハギレを見本として使用しています。
半分に折って、端から5ミリほどのところを縫います。
裏返して、アイロンで整えたら、刺し子ふきんの仕立て終了です。
仕立て方は、別記事やyoutubeで詳しくご紹介していますので、リンクを貼っておきます。
→刺し子(sashiko)ふきんの下準備のyoutube動画はこちら。
方眼線を引きます。
5ミリ方眼線をフリクションや消えるチャコペンなどで引きます。
方眼線の引き方もyoutubeや別記事で詳しくご紹介しています。
5ミリ方眼線を引くなら、フリクションファインライナーがおすすめです。
熱で消えるペンなので、刺し終わったらアイロンをかけると消えます。
刺し始め、縫い始めのやり方・次の行に進む方法・刺し終わりのやり方
刺し始めたい場所の数センチ先から針を入れ、布の間を通して、刺し始めたい場所に針を出します。
このように裏側には針を通していません。
あとは方眼線に従って、刺し子をします。
この時に、可能であれば布の間に通した糸を割るように刺します。
もしも糸を割れなくても、刺し子が解けることは滅多にありませんので、気にしなくても大丈夫です。
次の行に行く方法や、刺し始め、刺し終わりの糸始末については、別記事にまとめてありますので、参考にしてみてください。
段つなぎの刺し子の刺し方
それでは早速段つなぎの刺し子の刺し方をご紹介します。
外枠を一周ぐるりと刺します。
それから縦の線を刺します。
ご覧の通り、交互に刺していく感じです。
裏側はこのようになります。
裏も表も同じ図案が出るのが、段つなぎの特徴です。
糸端の処理はこのように布の間で行ったり、重ね縫いをして処理しています。
次に横線を刺していきます。
段になるように、縦線と同様交互に刺していきます。
裏側はこんな感じ。
表と同じです。
あとはひたすら刺していけば完成です!
刺し子の刺し方についての記事まとめ
ふきんの仕立て方や5ミリ方眼線の引き方、刺し子ふきんの作り方はこちらの記事を参考にしてみてください。
▶︎刺し子ふきんの仕立て方。さらしをカットする作り方で下準備しましょう。
▶︎刺し子の糸の始末の仕方を8パターン紹介します!これで刺し始めも刺し終わりも悩むことなし!
下記のものが比較的丁寧に初心者でもわかりやすく刺し子のふきんの作り方や刺し子の刺し方をご説明しています。
ちるぼるの関連サイト
よかったらご覧ください。
刺し子のことよくわからないけどやってみたい、ブログとかみても何から手をつけていいのかよくわからない、という人にはフェリシモクチュリエの刺し子キットがおすすめです。
フェリシモクチュリエの刺し子キットは、月に1回セットが届くというもの。
いくつかのキットの中から、自分が作れそうなものを選べるし、プリント済みの布や糸が説明書と一緒に送られてくるので、初心者でもひとりで刺し子が刺せるようになる内容です。
定期便だけど1回のみでストップ可能だし、自分のタイミングでストップも可能です。
模様刺しの伝統柄の他に、可愛い図案もたくさんあって、取り組みやすいかと思います。
縫製済みの布に刺し子をしていくものもあり、仕立てが苦手な人でもチャレンジ可能。
市販の刺し子キットは、図案のプリントはされているけど、仕立てしなければならないものがほとんどなので、縫製ずみのものがあるのはとっても嬉しいポイント。
フェリシモの刺し子の詳細は下記の公式ホームページより、内容を確認してみてください。
その時期によって、取り扱っている図案や内容が違うし、いろいろ選べるので、初心者でも楽しめます。
公式ホームページの検索で、「刺し子」と入力するといろいろな種類の刺し子が出てきます。
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